その9 2016年から2017年前半の本作りを紹介します

2017-05-26

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2014年に「ドンク仁瓶利夫と考える Bon Painへの道」という、フランスパンに特化した本を作りました。それがなんと熱烈なファンを生んで、今年の2017年4月、台湾で翻訳出版されました。写真はそれを記念して仁瓶さんが現地で講習会をしたときのもの。2日間に及ぶ講習会は大盛況でした。さらに、地元のツタヤにもこんなに立派に山積みされていました。
この7月には、韓国でも出版、記念講習会の予定です。
どちらも、熱烈なファンが地元の出版社を動かしての実現です。通常なら出版社が市場調査して決めることなのに、ベーカーたちが「うちの国の言葉で出して」と要望して、日本の出版社まで動かしたのですから、すごいことです。
仁瓶さんがすごいのはもとよりですが、本がの内容も魅力的なのか、フランスパン熱がすごいのか・・・編集者として、うれしいような圧倒されるような思いです。
ご支援くださった皆様、ありがとうございました。
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いやいや、これだけで終るわけには行きません。
オススメ!!  家庭でできる、美味しいフランス家庭料理
フランス料理を家庭でも美味しく再現できる、と人気の料理教室「アトリエ・イグレック」の塚本有紀さんが、ていねいに書き下ろした「あなたにもできる! 素敵なフレンチのごちそう」。
これ、ほんとうにわが家のなんちゃって洋風料理が、本格フランス家庭料理に変わります。
ふれんちのごちそう
続いて 国際化の進む日本の観光客をちゃんとおもてなしするために必読の書
飲食店のための おいしいハラール食導入ガイド」は、小さな飲食店でもできる
ハラール対策が、わかりやすく書かれています。正しく知らないがために「できない」と思うのはとってももったいないばかりか、ムスリムの方々を遠ざけることにもなります。
少しずつ、理解と対策が進むといいですね。
美味しいハラール食 導入ガイド
さらに、2017年の一押し が
明石克彦著「パン屋の仕事」です
じわじわ、じわじわ、と着実に売れていて、これからが楽しみ。この製作秘話はまたのちほど。
パン屋の仕事_カバー修正_0306

その8 2015年から作ってきた本たち

2016-06-17
すっかり、更新をさぼってしまいました。
梅雨の合間に「いまのうちにーー」とアップします。
おっとその前に
自分の著書も少し。
食育金賞帯
2014年6月発行
子育てハッピーアドバイス 笑顔いっぱい食育の巻
 松成容子 明橋大二 共著 イラスト 太田知子(1万年堂出版)
2014年の第1回書店金賞の2位をいただきました。
発行部数 7万部。
みなさんに「食育」ってかたくて、怖くて、お仕着せで、というイメージを払拭してほしくて書きました。気軽に、おおらかに、でも食は大切に考えて、ずーーっとロングランでいこうよ、という本です。同じ、キッチンを預かる立場のもの同士、励まし合いたいが、気持ちです。
さて、本業は編集者。
ただ
編集者の仕事も様々で
人の原稿を読んで読んで確認してまとめる・・・・だけなんてことは、
ほとんどなく
読んで、組み立て直し、書き直しの提案や、
書き直しそのものを代行したり・・・
現国の宿題を毎日やっている気分です。
更新をサボっている間にできたものが以下の通り。
2015年
cover-03 鞍掛豆レシピ集    農のある暮らしⅡ
2月 イタリアチーズの故郷を訪ねて 本間るみ子著 (旭屋出版)
  A5  240ページ
3月 チーズの図鑑 本間るみ子著 (カドカワ/メディアファクトリー)
  手帳サイズ192ページ
3月 鞍掛豆レシピ (長野県南佐久郡小海町)
  A5   20ページ
3月 農のある暮らしⅡ ファーム・インさぎやま
  (関東農政局交付金事業)  A4 50ページ
ロデヴ  ドンク増補版
11月 これ1冊でわかるパン・ド・ロデヴ
                            パン・ド・ロデヴ普及委員会編(旭屋出版)A5  128ページ
12月 <増補版> ドンクが教えるフランスパン 世界のパン 本格製パン技術
                                      (旭屋出版) A4  128ページ
2016年
  見沼からのおすそ分け      チーズな人々
3月 見沼からのおすそわけ   萩原さとみ著
    (農林水産省食育活動モデル事業)A4 112ページ
5月 チーズ伝統国のチーズな人々   本間るみ子著(旭屋出版)
     A5  192ページ
7月 (フランス料理の本 6月末 発売予定)
     変形B5   96ページ
●(料理本   制作中)
●(翻訳本   制作中)
●(プロの食の仕事の考え方+レシピの本   取材中)
さらに、、、、
 さて、間に合うでしょうか・・・・・ガンバ!

その7 イタリアチーズの本で、「伝統の食べ物の守り方」がわかる

2015-03-18

ずっと、ずっと地下にもぐったようにしていました。長い時間をかけてやっとできました。

タイトルは「イタリアチーズの故郷を訪ねて ~歴史あるチーズを守るDOP~」(本間るみ子著 旭屋出版)。 これは、遠く、イタリアのチーズの紹介でありながらも、実は時代と共に移ろう「私たちと食べ物の付き合い方」の本です。

 

 

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DOPとは、「農産物を国が認めてお墨付きを与え、市場にその価値を保証する」制度。 驚いたのは、2000年前後からここに登録される数が、チーズだけでも加速度的に増えている事実です。

2001年に出した「イタリアの地方に根づく味 DOPのチーズたち」(A4判)は30アイテムで作りました。

しかし、現代。今回は2014年の途中で一度、無理やり区切って本にしましたが、2001年に30にすぎなかったものが、2014年には48アイテムにもなって、いったいどれだけお墨付きを与えてブランドにする気なんだ・・・と言ってる矢先に49番目も登録されたとニュースが届きました。

 

この駆け込みラッシュの背景には、「伝統の食べ物が失われないために」と各地方の人々が必死で立ち上がり、自分たちの伝統であり誇りである食べ物を守りたいと、動いている事実があります。 逆に言えば、そこまで必死にならないと、もうなくなってしまいそうなチーズ(他の食べ物も)がいっぱいある、ということです。

時代の流れに呑み込まれたくないという人間の良心と、

時代にのって、新しいものをほしがる人間の欲求のせめぎあい。

人間の矛盾は、どこの国も同じなんだと考えさせられる本だと思います。

 

本書は、イタリアをはじめチーズ伝統国に30年通い続けるフェルミエの本間さん自身が、自分の脚と耳と目で確かめてきた現地の事実や事情、その中でたくましく真摯に生きる人々との交流を通じて、チーズを紹介しています。

 

編集者として関わった私にとっては、チーズという食べ物以上に、人々の自分のふるさとの味に対する愛着や人生が見えて、つくづく面白い仕事でした。 いつもながら、世界のどこにいっても、美味しい食べ物を一生懸命作っている人の話を、一生懸命聞いてくる本間さんならではの交流の物語も、織り交ぜられています。

 

チーズ用語は、分野外の人にはちょっと面倒かもしれませんが、40以上の食べ物と人、日本人とイタリア人の交流物語は、読み進むうちに、きっと食べ物の視野を広げてくれると思います。

こんな本は、めったに作られるものではありません。ぜひ、1冊、お近くに置いてください。  松成 容子

その6 「ドンク仁瓶利夫と考える Bon Pain への道」 全国発売開始!

2014-07-20

やっと出来ました、渾身の1冊。 日本のフランスパンの第一人者、ドンク仁瓶利夫さんが一緒に考えていこうと伴走してくれる「よいパン作りへの道」という著作です。

中身は、フランスパンというものを焼く人には、ぜひ読んでいただきたい上級編の内容です。

 

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ときは20年以上前にさかのぼります。

「仁瓶さんのフランスパン作りはすっげー」といううわさをいくつも聞いたのです。ならばと、インタビューに行ったりエッセイの執筆をお願いしたりしているうちに、私の頭に浮かんだのが「仁瓶利夫の厳しいフランスパンづくり」というタイトルの本でした。

さすがにこのタイトルでの実現はかないませんでしたが、ドンクの神戸本社まで旭屋出版の永瀬副社長と一緒にお願いにあがり、ド緊張のなかでできたのが2001年発行の「フランスパン、世界のパン 本格製パン技術」。これはその後も版を重ね続け、現在もフランスパンの教科書として日本中のベーカーたちが使ってくれています。「ぼろぼろになってもう3冊目を買いました」という人にも会いました。

今回の本は、技術は60年前に日本に本格的なフランスパンを伝えたレイモン・カルヴェル教授の基本にのっとり、しかし、時代とともに材料が変わったり誤解が生じてきたところもあるということで、今一度、日本全国のフランスパンの作り手に語りかけるつもりで仁瓶さんはペンを執りました。

著者の仁瓶さんの思いは技術だけにとどまりません。長年フランスと日本と両方の文化に触れながら、「その国の文化は敬意を持って尊重するべき」との信念から、フランスの歴史的な著作を徹底的にあたり、専門家を何度も直接たずねたり、メールしたりして質問攻めにし、自分の言葉にきちんと置き換えられることを選んで、文化的背景、歴史も、書き表しました。

仁瓶さんが言いたいことは本当は、もっともっととんがっていて、たくさんありました。しかし、時間や紙幅、法律などに阻まれ断念いただいたことは、今も私の中で発酵し続けています。

制作には、話があってから2年半のときがかかっています。撮影と原稿はリンクするようなしないような進行の状況で、目次、つまり本としての全体像はどうにも決まらないまま2年のときがたち、苦しんだ結果、これだ! と目次つまり全体構成が出来たのは今年の3月のことでした。それから、原稿と写真を組み合わせてモザイクのように、けれど、あとからみると、それはさも、最初からストーリーがあったかのように、歴史、製法、原材料、トラブルシューティングとうまくまとまっています(なんちゃって・・・)。

それは、あたかも家を建てることは決まっているけれど、部屋数も決めていないなかで、今日はブロック10個と素材違いの柱2本、次の時はどこの天井か壁かわからない紙が20メートル、次にまた、短めの柱1本と・・・受け取っていくようなもの。その混乱は、しばらくの間、私の脳みそと心を沸騰させました。

また、クリームホワイトのパン生地がいくつも仕込まれる製作過程は、素人の私たち編集サイドの人間にはなかなか見分けが難しいものがあります。そんななか、タイミングを逃さずぴたりと最高の瞬間を画面に収めてくださったのは、スタジオ・ワイのベテランカメラマン山本明義さんと軽快にアシストを務める鈴木友樹さんです。撮った写真は1万枚を数えるのではないかと思います。(選ぶ作業はたいへんでした)

一方、デザイン作業も、通常なら基本フォーマットを決めたら後はさらさらと流し込んで・・・となるものが、そうは行かない今回の仕事。デザイン会社コーズの高才弘さんは、何回も何回も、こつこつと赤字を打ち込んでは校正。この作業が技術のページについては初校、再校、三校、念校、最終校、その1、その2・・・あたりから、もう笑いながら付き合ってくださいました。

私のつたない進行で発行もじりじりとずれてしまいましたが、このエネルギーあふれる夏に、これだけの本を世に放つことが出来たのは、最高の幸せであり、今では目の前の目標を失って、ちょっと寂しくもあり、です。

仁瓶さんは、これからこのテキストを片手に各地でセミナーを開催されることでしょう。そして、そこでは書ききれなかったことが生トークでたっぷり聞けるはずです。

ちなみに、私はこの本の制作途中で、著者の仁瓶さんから一対一で直接バゲットとパン・リュスティックをご指南いただくチャンスに恵まれました。今日まで内緒にしていた秘蔵写真もここで公開。仁瓶さんには、本当にたくさんの宝物をいただきました。仁瓶さん、そしてチャンスを作ってくださったドンクの佐藤さん、一緒に労苦を共にした製作スタッフの面々、自由に任せてくださった旭屋出版の永瀬副社長、ありがとうございました!

気合いを入れて作った本です、ぜひ、みなさん、気合いを入れて読んでくださいませ。

松成 容子


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_MG_5278 制作スタッフと、バンザイ

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その5 形に残る仕事、心に残る仕事

2014-03-11

昨年の夏、北海道での講演に際し、「今まで作った本も」と声かけていただき、宅急便で送って会場に着いてみたら、下のような展示がされていました。

確かに、どれも私が今まで作らせてもらったものですが、この演出には、さすがに夢を見ているようでした。

主催者、エグヴィヴ丹野隆善さんのセンスには、このあとも度肝を抜かれっぱなしでした。ありがとうございました。

本

今までに作った本をこんなふうに陳列してもらって・・・

さて、こうしてみると、形に残る仕事というのは本当にありがたいものです。

自分が今までやったことを端的に人に伝えられるし、自分の人生が終わっても、どこかで誰かの役に立てるかもしれません。もちろんその主役はそれぞれの本の著者ですが、お手伝いした自分も陰にいる。いつも、世に出してしまったものに言い訳をつけて歩けない怖さばかりを感じていましたが、今頃になって、この演出のおかげで、少し、いいことも思うようになりました。

一方で、こうやって形に残らない仕事もあります。

食べ物を作る人、人や物の間で調整をする人はどうでしょう。

本や建物は確かに形が残ります。でも、形に残ると同時に、それはやっぱり心に響かないと「残る」ことはできのないとも思います。

どんな仕事の人も、目に見えたり触ったりできる「残る」ではなく、誰かの心に響くか響かないかが問われるのではないか。最近、そんなことから残された時間をどう使おうか、考えます。

この円卓のシーンを見るたびに、贅沢な人生をいただいたような気分になりながら、残された空間におく一冊一冊を丁寧に仕上げたいと思っています。

6月に2冊。目下、その予定でちょっと緊張する日々を送っています。    松成 容子

その4  「自分史」本を考える

2014-02-07
 食べ物本づくりが、自分の生業ではありますが・・・・
思いたって、ある高齢者の自分史の執筆を、ボランティアでできる範囲で手伝うことにしました。せっかくやるのだし、もう相手は高齢でもあるのだから、悔いの残らない形にしたいと「自分史」の書き方本も開いてみたり・・・・。
きっかけは、その高齢者が人生終盤に来て、心穏やかならぬ様子を知ってしまったからでした。
「あなたは十分がんばられた、まじめに懸命に生きられた。たとえ結果が上り坂のまま人生が終えられなくても、限られた環境のなかで作った山は、その制約から思えば相当大きな山でしたし、他の誰にも作れなかった個性味あふれる山でしたし、その時を共有した人々にとっては忘れがたい夢の時間の山だったことは確かです。すばらしい人生を自らの手で作り、周囲にも幸せを届けながら生き抜いたんですよ」と、文字にして読み返すことで、ご本人に自覚してもらいたくなったのです。
 これには、最近、私自身の大事な親族を亡くしたことが影響しているかもしれません。その人の最後の一呼吸を目の前で見送りながら「素晴らしい生き様を見せてくれてありがとう」と、なぜ賛美し、労をねぎらう言葉を聞かせてあげなかったか、ただ泣いて名前を呼ぶだけで時間を過ごしてしまったか、それでよかったのかといまも自問自答するのです。
 ともかく、一つの人生を振り返って、文字としてしるし、とどめる。製本までしなくとも、プリントアウトした紙を何かしらで綴じる。それを小さな目標にしました。
 ところが、その方の身内がいうのです。「いつ、何があったか、だけでいい。」と。
真意はわかりませんが、決してウエルカムの言葉には感じられず…。
 そんなとき、私が開いた「自分史の書き方」(立花隆著)にはこうありました。
「自分史を書くのは(自分のための次に)家族、あるいは子孫のためである。」そして
「失われては困るかけがえのない記憶」だとも。少なくとも三代くらいは、あとでさかのぼれるように・・とも。人はみんな、自分がどんな人間かを問いたくなったとき、近い家族がどういう人間だったか、一方的な見方ではなく立体的にわからないと、自分のこともわからない・・・・。
「ほとんどいらない」という人の声で足踏みしてしまったものの、間もなく、この本に出会って「必須のものである」と再び前を向かせられました。
最後まで「いらない、読まない」というであろう人の存在は私の目の前にあります。
でも、今の私は90%「必要」と思っている側です。であれば、要らないという人はおいておいて自分の90%に進みます。
そんな時に思い出しました。その、私の微かなマイナス気分を補って余りある「いい本」作りに、携わらせてもらっていました。
 「ヒコーキと私」(非売品)。これも、たまご社編集です。
ヒコーキと私
 いや、実はこれ、著者の息子の嫁にあたる人がほぼ全部仕上げていたのを印刷に回すお手伝いをしただけ。義理の関係でも、どうしてもお父さんの人生を残してあげたい、と熱心に心を込めて表紙の紙質までこだわるに人間関係に、私は大きな感動を覚えたことを思い出します。
 ご本人の人格や人生実績が高かったから、などはたくさんの要因の中のひとつ。
この世の中には、幸せと不幸の順番が思った通りに行かない人もいます。時代の力も大きいし
其々の人生です。精一杯生きたことを、自分が確認し、第三者が一人でも認める。それを形にすることに意味があると信じて、今年、私は人の自分史を書いてみます。                                  松成 容子

その3 野菜の料理本も大好評。しばにワールドに、ぜひ。

2014-01-10

  野菜料理が、もう長い間、人気です。ヘルシーなうえに季節感があって・・・・でも、お野菜だけで、肉や魚がないと、どこか物足りない・・・・。そんなイメージはないですか?

 ここで紹介する3冊は、そんな思い込みを見事に覆してくれる、力強いレシピ集です。食べ終わった後に「え?   今のにお肉、なかったっけ?」と聞き返すほど満足感が得られる「うまみ」たっぷり料理ばかりです。

 201305-yakigashi-recipe        201305-yasai365                   YASAI

   1500円 +税              1500円+税                 1500円+税

 著者は、野菜料理を創作させたら天下一品の宮本しばにさん。 たまご社松成、自信の編集作品です。

 撮影終了後にいただく料理は、たとえできたてのアツアツの瞬間を逃したとしても、「うわっ」と声が出そうな美味しさばかり。そばにいた出版社 副社長が「こうやって、実際に食べてうまい料理の本は、じわじわと、確実に長く売れ続けるんですよ」と、私の耳元に囁きました。

 事実、最初の「焼き菓子レシピノート」も、2作目の「野菜料理の365日」も、そして最新作「野菜のごちそう」も、手にとって作ってみた方には大好評です。「しばにワールドに、はまってるんです」と。

 本の中には、しばにさんご自身の、料理に対する「シンプルに、でも、ていねいに」のこころがきっちり書きこまれています。

 野菜は、物足りない、難しい、と考えているあなた。また、好き嫌いやアレルギーなどでお困りの方。ぜひ一度、しばに料理を作ってみませんか。 

                                                         松成 容子

 

その2 クリスマスの発酵菓子「シュトレン」本できました!

2013-12-11

ドイツでは、クリスマスの1か月前からシュトレン(またはシュトーレン、シトーレン)というお菓子を家族や仲間と一緒に食べ、クリスマスの到来を待つといいます。

そのシュトレンが日本でもじわじわ人気上昇中。ドイツと日本のシュトレン物語と日本全国のプロのレシピを一冊にまとめました。 

stollen(本の写真)

 旭屋出版 \2800+税 

白いクリームに赤いいちごのショートケーキから、日本のクリスマスがそろそろ次の段階へ進もうとしています。そんな次世代を担うのが「シュトレン」です。

何より驚いたのが、この時期、1店舗で数百から数千個という単位で売れているパン屋さんや菓子屋さんも少なくないこと。「シュトレン」というお菓子は、九州から四国、北海道まで知られ、年々売れゆきを伸ばしているらしいことです。

買い手も、もともと知っていたというより、「初めて食べてみたらおいしかったから」という中高年男女が意外に多いという事実。これは取材に歩きながら聞いた話でした。

 「シュトレン」は、日本の鏡餅のように、ドイツ人にとってはなくてはならない食べ物ですが、時代とともにカロリーを気にし、家族数も減り、忙しくてみんなでゆっくり食べる機会が減ったのは日本と同じ事情のようでした。それでも、日本で「シュトレン」といって騒ぐなら、1つの民族が大事にしてきた食べ物ということを知り、敬意をもって楽しんでほしいと思い、この企画をたてました。3月から動き始めて11月にやっと完成です。

家庭用レシピもドイツの基準も掲載しています。ぜひ、読んでみてください。なお、まとめてご購入の方は、たまご社までご相談ください。       松成 容子

その1 たまご社って、なぜ「たまご」なの?

2013-12-11

ホームページをリニューアルしたのを機に、今までの方針を170度(?)ほど変えて、ブログを始めることにしました。

初回は、よく聞かれる「なんで、たまご社って名前なの?」についてお話します。 

たまご社たまご社たまご社

卵は、まあるくて、だけど、まんまるじゃない程度の個性はあって、和洋中どの料理文化にもあるので食べ物関係の仕事をするには親しまれやすい、というのがまず一つ。

もうひとつは、1989年に「トマト銀行」と改称して注目を浴びた銀行に刺激を受けて、「食べ物の名前を会社名にして、いいんだ」と楽しい勇気をもらい、であれば「たまご」を超える別の食べ物は浮かびませんでした。

最後に、もうひとつ、「たまご」を思いついた理由があります。これは、実家が採卵養鶏場経営を50年以上していて、私は「たまご」で育ててもらったということです。 

 スタートして20年以上たっても、やっぱり自分で口にするのはちょっと気恥ずかしい名称ですが、多くの方に覚えていただいているのを実感するほどに社会的責任を感じています。

「いつまでもたまごじゃないんだから、そろそろひよこ、とかにしたら?」ともいわれます。でも、たまごは、未来が詰まったカプセルです。いつまでも先を夢見て、多くの方の本づくりの夢のお手伝いができるように、存在する限り「たまご」でいきます。

どうぞよろしくお願いいたします。                   松成 容子 

たまご社