子どもに語りつぎたい日本の歳時記

11月 お祝い事に付き物の「お赤飯」

たまには手間ひまかけませんか

11月は秋祭りや七五三など祭事やお祝い事が行われます。お祝い事にお赤飯が付くとやはり雰囲気がでます。本来、お赤飯は蒸して作る“おこわ”ですが、最近は、炊飯器や電子レンジなどで手軽に作る方や、買ってくる方が多いようです。
今回は時間はかかりますが、蒸し器を使ってふかす、昔ながらの母直伝のレシピを紹介したいと思います。

お赤飯
●お赤飯の作り方
材料(4~6人分)

もち米…5合  
ささげ…1/2カップ
ごま塩…適量

お赤飯に使う豆には、「ささげ」と「小豆(あずき)」があります。ささげは関東地方でよく使われ、小豆に比べて種皮が破れにくいので「煮ても腹切れしない」と言われ、お祝い事に縁起をかついで使われます。

作り方
  1. もち米は洗ってたっぷりの水に5~6時間つけておく。
  2. ささげは洗って鍋に入れる。4~5倍の水を加えて固めに煮て火をとめ、
    ふたをして1時間ぐらいそのまま蒸らし、その後、水ごと冷ます。
  3. 2を大きめのボウルに水ごと移す。1のもち米をザルに上げて水気をきってから加え、ひと混ぜし、
    もち米が浸るまで水を足す。最低3時間~ひと晩つけておく。
  4. 蒸す30分前に3のもち米とささげをザルにあげ、水気をきる(つけ汁はとっておくとよい)。
  5. 蒸し器にぬれ布巾を敷き、4を広げて中央をくぼませ、ふたをして強火で蒸す。
    10分ほどしたら再び蒸気が上がってくるので4でとりおいたつけ汁または水(打ち水という)を
    まんべんなく(約1カップ)ふりかける。さらに20~30分蒸す。
  6. 蒸し上がったらバットなどに移して余分な蒸気を逃がす。器に盛り、ごま塩をふる。
    飾りに南天の葉(難を転じるの意で縁起もの)をおく。
ポイント

柔らかめの食感を好む場合は、5の打ち水をさらに1~2回繰り返すとよいでしょう。

柳沢美智子